インテル、AMDと和解 AMDに1100億円支払い

米インテルとAMD(アドバンスド・マイクロ・デバイス)は
11月12日、インテルが12億5千万ドルの和解金を
払うことでMPUの市場独占問題などを巡る両社間の
すべての訴訟で和解すると発表した。
インテルはAMDとの係争を早期に終え、今後本格化
するEU委員会やニューヨーク州司法当局との訴訟の
攻防に備える。

両社は法的な争いを終え、製品開発に集中する」との
共同声明を発表。和解金の支払いに加え、特許を相互
利用したり、インテルが「商慣行上の取り決めに
従ったりすることでも合意した。

世界のMPU市場はインテルとAMDの一騎打ちで、
インテルが8割のシェアを持つ。

インテルに対しては、今年5月、欧州委が独禁法違反
と判定して10億6千万ユーロの制裁金支払いを命じた
ほか、米連邦取引委員会も調査に乗り出している。

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中国の液晶パネル産業

○韓国LGデイスプレイーによる中国での「第8世代」液晶
パネル工場新設は、家電製品購入への政府の補助制度
「家電下郷」などの景気刺激策で内需拡大が続く中国
に照準を合わせたものだ。
デジタル家電の生産・消費両面で中国が世界を牽引
すると判断、同国の薄型テレビ・メーカーへの販路拡大
も狙い、他の大手メーカーに先行して中国での橋頭堡を
築く戦略だ。

LGは生産効率を引き上げるため、当初から先端である
「第8世代」のガラス基板で生産。新工場をテコに中国の
テレビ・メーカーへの出荷拡大につなげ、首位サムスン
電子を抜いて、世界トップの座をうかがう。
新工場は今後中国でも需要拡大が見込める32型、
47型、55型の液晶テレビ用パネルを切り出して供給
する模様だ。

○シャープ 液晶パネル生産設備 中国企業に売却。
中国南京市の中堅電機メーカーの液晶パネル子会社
CECパンダに亀山第1工場の第6世代の液晶パネル
生産設備を売却するとシャープが発表した。

第8世代のパネルについても、今後合弁生産の協議を
進めることで合意した。

シャープは南京市に液晶テレビの組み立て工場を持つ。

○台湾の友達光電も中国進出を検討している。

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台湾IT企業

台湾の主要IT関連企業の2009年1~3期決算は、金融
危機のよる需要減を反映し、液晶パネル、半導体で大幅
赤字企業が続出した。ただ2月以降は受注が回復して
おり、4~6月期は業績が改善する可能性が高まっている。

○半導体  ▲減少或いは赤字 1台湾ドルは約3円
        カッコ内は前年同期比増減
☆台湾積体電路製造(連結)TSMC
ファウンドリー受託生産世界首位
 売り上げ 1185億円(▲54.8) 最終損益 45億円
☆聯華電子
 売り上げ 324億円(▲54.8) 最終▲243億円
☆力晶半導体
 売り上げ 117億円(▲73.6) 最終▲186億円
☆南亜科技
 売り上げ 183億円(▲32.5)  ▲315億円
☆茂徳科技
 売り上げ 54億円(▲76.3)   ▲255億円

○液晶パネル
☆友達光電(連結) AUO
 売り上げ 1521億円(▲62.9) ▲606億円
☆奇美電子(連結)
 売り上げ 1326億円(▲51.9) ▲1326億円

○パソコン
☆エイサー(連結)
 売り上げ 3570億円(▲6.5) 最終60億円
☆アスース(連結)
ASUSTeK Computer,台北、アスースはペガサス由来
 売り上げ 1386億円(▲26.6) 最終12億円

○台湾当局が公的資金などを投入して設立する半導体
の新会社「台湾メモリー(TMC)は、業務・資本提携先
に日本のエルピーダメモリを内定したと、準備責任者が
発表した。一方TMCはエルピーダーへの出資を検討
する。

○台湾積体電路製造は、回路線幅45ナノの半導体の
量産を9月に始めると発表した。世界で初めての量産。

○力晶半導体は2007年10月にエルピーダ・メモリー
との合弁工場(瑞晶電子)でDRAMの生産開始。

○ノート・パソコン世界2位の宏碁(エイサー)は2日、
ネット検索大手の米グーグルのOS「アンドロイド」を
自社製パソコンに採用すると発表した。
小型・低価格ノート・パソコンのネット・ブック「アスパイア・
ワン」が対象で7月に世界で発売する。価格は5万円
程度とみられ、現行ネット・ブックとほぼ同じ水準に
抑える方針という。
パソコン大手でアンドロイド採用を決めたのはエイサーが
初めて。日本でもアンドロイドを搭載した「グーグル携帯」
が登場したばかり。
エイサーはマイクロソフトのウインドウズとアンドロイドを
選べるようにする。

 

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1兆7千億円 フラッシュ・メモリ2工場 新設 東芝

東芝は2月19日岩手県北上市と四日市市の2ヶ所にフラッシュ・メモリ
の新工場を2009年春から建設すると発表した。提携先の米サン・
デイスクと会わせると投資額は1兆7千億円以上。
韓国サムスン電子から世界シェア首位を奪取するため異例の2工場
同時建設に踏み切る。
HD-DVDからの撤退と同時の巨額投資の決断で、事業の「選択と
集中」の戦略が一段と加速する。

新工場は09年春に一斉に着工し、2010年春の稼動を目指す。
需要動向を見極めながら、設備を徐々に増やし、最短4年程度でフル
稼動させる計画だ。
生産能力は1棟あたり300ミリ・ウエハーで月間15万ー20万枚と
している。

量産するNAND型と呼ぶフラッシュ・メモリーは携帯音楽機器や携帯
電話の記憶用に需要が急伸。パソコンのHDDの代替などが本格化
すれば、需要が爆発的に増える可能性がある。

苦境の時に設備投資を絞った結果、市場拡大時に商機を逸し、強気
の投資を」続けたサムスンなどにDRAMやフラッシュ・メモリーのシェア
を奪われてきたのが日本の半導体産業の歴史。東芝の2工場同時
着工の決断はその轍を踏まないとの決意である。

新工場のうち、1棟は米サン・デイスクと共同運営、この製造装置は
サン・デイスクと費用を折半する。

半導体と並ぶ重要産業と位地づける原子力でも投資が拡大すると
みられる。

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フォトレジスト(感光性樹脂)

2004の半導体世界ランキングは
1.インテル(米)
2.サムスン電子(韓)
3.テキサス・インスツルメント(米)
4.ルネサス・テクノロジー(日)
5.インフィニオン・テクノロジー(独)
6.STマイクロエレクトロニクス(スイス)
7.東芝
8.NECエレクトロニクス
9.フイリップス・セミコンダクターズ(オランダ)
10.フリースケール・セミコンダクター(米)

現在最先端回路線幅は90ナノだが、インテルは2005内に65
ナノ品の商用生産を始める予定、韓国サムスン電子は60ナノ級の
フラッシュメモリー、80ナノ級のDRAMを開発、東芝は先ず70ナノ品
06年夏から55ナノ品を量産する、DRAM専業日本のエルピーダ
メモリーが80ナノの量産を今年12月から開始。

○半導体の微細化
回路線幅が狭くなると、同じ面積で集積度を高められるほか、低消費
電力化や処理能力の高速化が望める。一方回路の書き込みが難しく
なるほか、電流が漏れやすくなるなど技術的難点が生じる。次の
壁は45ナノメートルと言われている。

1ナノ(1nano)=10億分の1m=1,000分の1ミクロン(μm)=
百万分の1mm。  1ミクロン=百万分の1m=千分の1mm
紫外線の波長:10nm-400nm, 可視光波長:400nm-750nm

○どうやって微細回路を作るのか。
1.フォトマスク
電子回路を作る工程はリソグラフイ(フォトエッチング)技術を利用。
電子回路(電子部品)は20-30枚の工程別に分解された、フォト
マスクに描かれた原画を、何度もリソグラフイ工程を繰り返して
ウェーハに転写・パターン形成して、シリコンウェーハ内部への半導体
構造や絶縁膜、金属配線を形成していく。

低膨張の石英ガラス板にクロム(酸化クロム)をスパッタ蒸着する。
この上にレジスト(Photo Resist)を塗布し、電子ビーム描画装置
などでパターンを描画し、露光する。
現像語クロムをエッチングし、レジストヲ剥離しマスクが完成。

微細化の限界はフォトリソグラフイの限界でもある。マスク精度は
厳しい性能が要求される。実際は縮小投影型露光装置(ステッパー)
を用い、実際のパターンより2-5倍大きいパターンをマスク描画
(これをレチクルという)し、それを転写する時に縮小しながら、逐次
露光していく。
露光解像度をあげる工夫として、位相シフトマスクや近接効果補正等
の方策がある。

2.リソグラフィ技術
パターン形成に用いる感光性樹脂(フォトレジスト)を塗布、
フォトマスクを介して、半導体パターンをウエーハに転写し、
焼き付ける。
レジスト照射(露光)部分を薬液で溶かし現像する。
溶けずに残っているレジストをレジスト・マスクという。
レジスト・マスクで酸化膜をエッチングする。
フォト・レジストを除去する。レジスト下の酸化膜は残って、最終的な
酸化膜パターンになる。この酸化膜がゲート領域になったり、不純物
拡散工程での酸化膜マスクになったりする。

ステッパーは一括露光ではなく、縮小投影しながら、1区画ずつ露光
焼きつける。レンズ縮小率が1/4の場合、マスク上の寸法が400ナノ
なら、ウエーハ上では100ナノで焼付けられる。
1回で描画できる領域はブロック(普通は4個のチップ)ごとに露光、
ステップ移動していく。
ステッパーでの露光解像度は,光源の解像度とレンズ開口度に
依存する。
可視光線g線・・・・波長436nm・・露光回路幅 「1ミクロン=1,000nm」
紫外線i線・・・・・・・・・・365nm・・・・・・・・・・・500ナノ
Deep UV・・・・・・・・・・
KrFエキシマ・レーザー・248nm・・・・・・・・・・・180ナノ
Arfレーザー・・・・・・・・・193nm・・・・・・・・・・・130ナノ
F2レーザー・・・・・・・・・157nm・・・・・・・・・・・100ナノ以下

g線やi線の光源は十分な光強度があるが、KrF以降は光源は弱く
なってしまうので、化学増幅型レジスト(光度不十分を加熱によって
補う)を用いる。

○フォトレジストの最大手で、世界一のメーカーは、川崎市中原在
東京応化工業である。創立後65年。
米国インテルからは、毎年最優秀納入業者として表彰されている。
米国シアトルに製造工場もある。90ナノ、60ナノ対応のレジスト
開発生産に成功してきたが、2005末完成に向け、神奈川寒川町
にある相模原事業所に新施設を建設し、45ナノ以下に対応する
研究開発拠点とする。
液晶パネル、カラーフイルターやプラズマパネルにもフォトレジストが
必要である。
東京応化では液晶カラーフイルター用ブラックレジストも生産している。
また、半導体用とは違う大型パネル用Spinless Coaterも開発した。

○他のレジスト・メーカにシプレイ(Shipley)Co.,米国、日本(現在ローム
・アンドハース電子材料会社になっている。代表者渡辺憲也)がある。

○富士写真フイルムも感光樹脂を生産しており、世界シェアは7%
程度という。  
今回米国中堅化学メーカー・アーチケミカルズの感光樹脂事業を
11月に買収する。
三菱化学はフォトレジスト事業を韓国合弁社も含め、2000年に
Shipley社に譲渡した。

○JSR㈱「もと日本合成ゴム」もレジストを生産している。
液晶デスプレイ用カラースクリーン向けカラーレジスト(R,G,B各色用)
の大手供給元

○凸版印刷はIBMとフォトマスクを共同開発する。両社合わせて200
億円を投資する。回路線幅45ナノに対応する。
凸版は今年4月米デユポンの子会社を680億円で買収しており、
世界シェアは30%で世界第一位。
IBMは従来マスクを内製していたが、インテルに対抗できぬとして、
凸版と組むことにした。

○2位の大日本印刷は20%だが、米インテルと45ナノ向けのマスクの
共同開発に取り組んでおる。また、凸版とも合わせ、液晶カラー
スクリーンの世界最大のメーカーになっている。

○マスク3位は米フォトロニクスの13%。

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ICタグとISO

ISO(国際標準化機構)ではICカード及び無線ICタグにつき、以下の
ように規格化している。

○非接触ICカード 通信距離による分類
密着型 数mm 4,915MHz 汚れに強い 物流適用
近接型 10cm 13,56MHz Type A,B(CPU搭載)Type C(高速通信
・・・・・・・・日本ではJR東日本で使用のSuicaカード、JR西日本の
・・・・・・・・ICOCAカード、電子マネーのEdyカードあり)
近傍型 70cm 13.56MHz
(注・・FeliCaとはSONYが開発した非接触ICカード技術のこと)

○無線ICタグ 周波数帯による分類
15961/15962・・コマンド、データシンタックス
15963・・・・・・・・固有IDのフオーマット
18000-1・・・・・変調方式、符号化、プロトコル等
18000-2・・・・・135KHz以下
18000-3・・・・・13.56MHz
18000-4・・・・・2.45GHz
18000-5・・・・・5,8GHz・・・・中止
18000-6・・・・・850-960MHz(UHF)

○NHKスペシヤル 8月28日放送 ICタグ
米軍はイラクで補給物資がうまく届かぬため、軍需物資管理の
国際標準化に動き始めた。
EPCglobalはサプライチェーン上のモノに関する情報を効率的に
可視化するシステムの実現を目的に、2003年11月に、欧州の
コード標準化団体(国際EAN協会)と北米のコード標準化団体(UCC)
の協同で発足した。
国防総省はEPC理事会、550社の加盟メーカー(アジアも含む)と
統一コードを作り、これを売り出す。 またタグは日本円換算で35円
で売る(たとえばシアトル在インターメック社より)という案を、ISOに
もちかけた。

こんな案では、日本メーカーは大混乱、莫大な金が必要になるので
日本のISO委員、吉岡稔弘(松下)は、それは駄目、前に局番を
つけて在来のコードを使えるようにすべきと主張、賛成を得た。
しかし、性能範囲を一部ずらし、タグ1個5円案をだしたが、これは
却下された。

一方米軍は2005年1月より納入業者にコードをつけさせているとの
情報もあり、対象タグは何なのか、全般的な話しなのか、さっぱり
判らない。

9月14-16日、東京ビッグサイトで第7回自動認識総合展があり、
5円でミューチップ使用タグを作れるという、日立製作所のブースで、
この放送の件を問い合わせたところ、あれは900MHz帯のことで、
別に何も決まった話しではないとのことで、なんとか判ったような
気分になったが、今後要注意だ。

会場は大盛況。RFIDの言葉がやたら目立ったが、これはRadio
Frequency Identificationの略で、JIS定義では、「誘導電磁界又は
電波によって非接触で半導体メモリーのデーターを読出し、書込み
のために近距離通信を行うものの総称」とある。

ICタグはユビキタス社会の重要基本要素になると思われ、また国産
OSトロンが微小コンピューター用に活躍することになると考えられる。

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