米住宅公社 米政府管理下に
米政府は9月7日、経営難に陥っている米連邦住宅抵当公社
(フアニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社(フレデイマック)を
公的管理下に置くことを決めた。
2社合計で2千億ドル(21兆6千億円)の優先株購入枠を
設定、経営状況に応じ公的資金を段階的に注入する。
両社の経営陣は更迭、株主にも一定の責任を求める(配当
停止や損失処理の際の減資など)。
経営見直しの一環として、両社は2010年以降、住宅ローン
などの保有資産を段階的に縮小する。
2公社への救済策は7月末に成立した住宅公社支援法に
基づく。財務省はまず、近く2社が発行する10億ドルずつの
優先株(表面配当利回り10%)を取得、同時に1千億ドルずつ
の優先株の購入協定を両社と結んだ。
本件に関し米財務省が日本の大手金融機関に個別に説明を
始めたことが、11日明らかになった。
日本の金融機関は米国債に次ぐ信用力があるとされる、2公社
債券を運用の中核に据え、2公社債券の有力な受け皿になって
いる。再建策発表後も市場で債券売却の動きが続けば、米金融
不安をぬぐうことができないため、事実上の協力を求めたものと
みられる。
日本の主な金融機関の米住宅公社債の投資状況。08年6月末。
単位億円。
農林中金 約5兆3000
日本生命 約2兆9000
三菱UFJ 約2兆8500
第一生命 約1兆3000
中央三井 7718
三井住友 4308 (その他債券を含む)
みずほ 1750
あおぞら 943
三井生命 894
明治安田生命 874
損害保険ジャパン 744
東京海上 632
三井住友海上 440
2公社債券などの保有高を国別にみると、米国が圧倒的に多く、
中国や日本が続く構図となっている。2公社債券には「暗黙の政府
保証」があると、市場では見なされてきた。


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