アフリカ縦断114日の旅 BS3
広大なアフリカ大陸12カ国を114日かけて陸路で縦断するツアーがある。
エジプト・カイロからスーダン、エチオピア、ケニヤ、ウガンダ、タンザニア、
ザンビア、ボツアナ、ナンビア、南ア共和国などを経由し、喜望峰まで。
距離1万6千キロ。
荷台に座席を取り付けた大型トラックで走りぬける。
世界から集まった旅好きの若者20人(当初14人、ナイロビから途中
参加5名、それに若いツアーリーダ1名、パイキー)。日本人は3人
(男1人大智、女2人、陽子、麻友)。
宿泊はテントで、食事はグループ分けされた組が担当。
費用は一人50万円、オプショナル行事参加は個人負担。
NHKのフリーデイレクターは尾崎竜二、カメラマンは二人(矢吹、岡本)、
別の車で同行(この車は写されてない)。1月8日からBS3で4夜連続。
第一回 エジブトからスーダン
6月8日カイロ発、ピラミッドを右に見て、砂漠へ。途中2箇所のオアシス村
に寄る。
ナイル河畔のルクソールに出て、カルナック神殿を見たり、女性は現地服
を買う。値切り上手がいて逞しい。
ナセル湖は船で渡り、スーダンに。トラックは陸路回送。
ハルツームは動画を初めてみたが大都会、石油も国内にでて活況。
しかし、西部には今も紛争。青ナイルと白ナイルが合流する。
エチオピアへの砂漠では車のタイヤが砂に潜り込み、全員で砂かき、鉄板
敷きでやっと抜け出す。
第2回 エチオピアからケニヤ
エチオピアは雨期。巨大な1枚岩をくりぬいて造られた岩窟教会群を見学、
青ナイルの源流タナ湖を見、タナ湖沿いに暮らす民や、北部の山奥で
無駄のない暮らしを営むコンソ族との交流を体験する。
ケニアでは大西洋岸まで続く大熱帯雨林を眺める。
第3回 ケニアからタンザニア
ナクル湖では壮大なフラミンゴの群れを見る。ケニア・ナイロビから西の路を
とり、ウガンダへ。琵琶湖の100倍の大きさのヴィクトリア湖では、魚とりの
模様をみる。白ナイルとなって流れ出す激流でラフテイングをする。川に投げ
だされた人もいた。
ウガンダでは小学校は無料で小学生が増えている由。熱帯雨林に動物を
見に行く。ツンギ、スプリング・ガゼル、チンパンジーを見る。
いったんナイロビに戻り、タンザニアのアルーシャへ。サハリ基地で、また
交易都市。ガイドがスワヒリ語を話し、野菜類を安く仕入れた。
グループは2組に分かれ、1組は3人男でガイドつきでキリマンジャロ登山に
向かう。4日の行程、大一も参加。
他の組はダルエスサラームを経て船で交易港とリゾート地のザンジバル島
に行き、海遊び。シュノーケル組はいるかと遊ぶ。陽子は経験者。
キリマンジャロ組は悪天候のなか、高山病にも襲われ四苦八苦、しかし
登頂時には快晴で展望を満喫。カメラマンは苦しくないのか、ぜんぜん
画面に出てこない。
**自分は1995年JTBのツアーに参加して、ケニア、タンザニアに行った。
インドからケニヤに入るのは乗り継ぎに不安あるとのことで、ロンドン経由
となった。ロンドンーナイロビ8時間。長い長い。
今はバンコック給油寄航のみのナイロビ直行便がある。
6月5日ナイロビから3台のサファリ・カーで出発。アンボセリ国立公園の
アンボセリ・セリナ・ロッジに泊まる。キリマンジャロが顔を出している。
翌朝サファリ・ドライブ。ナマンガで出国手続き、タンザニアへ。
アル-シャ経由マニュヤラ湖周辺で動物観察。レイク・マニヤラ・ホテル着。
添乗員は女性2人、一人はツアー客に見込まれて近く結婚するひと、もう
ひとりは新婚ホヤホヤのひと。
6月7日セレンゲッテイ国立公園にはいる。セレンゲッテイは果てしない
草原の意味。サファリ後セレンゲッテイ・ソパ・ロッジに到着。
8日早起きしてバルーンに乗る。米国人運営。米ドルしか受け取らない。
死亡事故でも求償しないとの一札にサインさせられる。
円貨相当5万円。6月は乾季の始まりだが草はまだ青々としてる。ヌー
はそれでも北のマサイ・マラ国立公園にむけ大移動していうのが、
バルーンから見える。草原で朝食。帰りはサファリ・カー、途中キリンの
ネッキングを見る。 他の人はサファリ、チータを見た。
セレンゲッテイ・セロネラ・ワイルドライフ・ロッジ到着、昼食。サファリ後
ウンゴロウンゴロに向かう。壮大な火口原、阿蘇より広い。ウンゴロとは
大きな穴の意味。マサイ族の集落を見た後、ウンゴロウンゴロ・クレーター・
ロッジ着。
9日前日に引き続きサファリ。火口湖のフラミンゴは壮大。
旅行書についていたスワヒリ語ガイドを勉強、運転手たちを相手に試して
みたが、お世辞とは思うが上手いと褒められた。スワヒリ語はバンツー語
とアラビア語が混じったもの。
今回縦断の旅でウンゴロウンゴロを懐かしく見た。
10日アル-シャ国立公園を経て、メル・ゲーム・ロッジ着。
11日国境ナマンガを経て、ナイロビ Hotel Intercontinental着。和食
レストラン赤坂で夕食。
12日ナイロビ発ロンドン経由帰国。
アフリカに入れ込んでいる若い夫婦のアフリカ動物図鑑のサイトがあり、
今でも見れて素晴らしい。www.geocities.co.jp/SilkRoad/1920
動物写真家岩合光明がセレンゲッテイで1年半家族で暮らしたとき、夫人
の日出子さんが4才の娘薫さんを主人公にして夫人の目で書いた雑誌の
連載をまとめたものが本になっている。「アフリカ・ポレポレ」新潮文庫、
平成2年2月発行。
この本を原作にして、薬師丸ひろこ主演テレビ・ドラマがある。ただし舞台は
マサイ・マラ。**
第4回 最終回
8月28日タンザニア中部を走っている。サバンナが続く。これまで
1万2千キロ。車体をたたく合図をすると車は止まる取り決め。国境手前
で地元の食堂にはいる。そのあと薪を拾う。
七つ目の国マラウイに入る。大地溝帯の線上にあり、日本の1/3、人工
1200万人。Warm Heart of Africaとよばれる。
マラウイ湖のコテージに3日滞在。大智は明日つりをするつもり。針と糸
は持参しているが釣竿は地元の高校生に助けられ、葦の茎を入手。
夜途中の村で買った豚(5千円)の丸焼きをする。薪拾いはそのため。
久しぶりのご馳走。
翌日マラウイ湖の朝。漁師のとった小魚の焼いたのを、麻友と陽子が貰う。
美味しい。漁師の狙いは大きななまず。大智は青年と釣りを始めるが
すずめ鯛に似た小物ばかり。
87日目ザンビアに入る。日本の2倍、1200万人。首都はルサカ。日本
青年海外協力隊の女性、福田景子(26才)と吉野に会う。福田は数学の
教師だが、学校は今休み。吉野なつこ(27)は西12キロのカルンゴ村で
子供の栄養管理とミシンを教えている。
ザンビアでは、こどもは5才までに17.3%が死ぬ。吉野さんは栄養管理士
の資格も持ち、強い人だが、「日本に帰りたいというより、日本人に会って
話しがしたいというのが最大の望み」と。
ザンベジ川のほとりでは、一人(オーストラリア人、63才最年長、塗装業、
妻が今も働く、旅行は妻公認)が竿を借りてルアー・フイッシングをするが
成果なし。ザンベジ川はアフリカ第4の大河、2740キロ。
ジンバブエとの国境にビクトリア滝がある。高さ108メートル、ナイヤガラ、
イグアスとともに世界3大瀑布の一つ。1855英人リビングストンが発見。
対岸に遊歩道あり、最大の滝はMain Fall、水煙400Mメートルまで上がる。
近くに深さ100メートルの峡谷あり、有志がハイ・ワイヤーやゴージ・
ウイング(綱のついた飛び降り)をする。麻友も陽子もする。
夕方陽子はバオバブの巨木、高さ43m、幹まわり23m、樹齢200年を
見に行く。スケッチをする。これは皮と実を食用にする由。
ジンババブエの北西をかすめ、ボツアナへ。日本の1.5倍、70%が
カラハリ砂漠。180万人。アンゴラ山岳地帯から1000キロ流れてくる
河によって、有名なオカバンゴ湿原がある。中州でキャンプ。一泊二日。
夜漁師とともにキャンプ・ファイヤー。日本人3人組は「ふるさと」を
ハモッテ大うけ。翌朝動物観察、象、河馬、クラハシコウ、ヒメヤマセミ等。
99日目、ナミビアにはいる。1990年南アより独立。日本の2.2倍、
170万人。人口密度はモンゴルについで2番目に低い。年間降水量
100ミリ、日本の1/20。昔ドイツの植民地。
途中岩に動物等が描かれた文化遺産の壁画を見る。2千年前のもの。
初めて大西洋岸View Pointにでる。南アフリカ・オットセイ10万頭の
群生地がある。背黒ジャッカルが集団で襲い、目の前でその子供を攫う。
4頭のうち一頭が死ぬという。
第二の都市、スワコップムント(港町)に着く。南にナミブ砂漠がある。
九州より広い。
砂丘で板の砂すべりをする。スノー・ボードならぬサンド・ボードもする人あり。
有志は3000メートルから教官と連結してスカイ・ダイビングをする。
ウエルウイッチアという500年から1000年生きるという砂漠の中の草が
ある。地下水を吸う10メートルの根を持つ。日本名は奇想天外。
赤い斜面、ソススフレイの見事な流線型の砂の山。崩した砂が上に上る
美しい場面あり。
黒い月面世界のようなムーンランズ・スケープがある。
砂漠は500キロ続く。フィッシュ・リバー・キャニオンの岩場にキャンプ。
グランド・キャニオンに続く世界第2のキャニオン。
112日目南アに入る。9月の南アは春。ぶどうの新芽が出ている。途中
ワイナリーに寄る。ワイン造りは350年の歴史。生産は世界8位。
喜望峰到着、9月26日午後1時。Cape of Good Hope周辺は自然保護区。
みなみせみ鯨が海岸近くで祝っているように、水面をたたいている。
100メートルの高さにある岬の突端に上る。
「こんなに仲良くなれるなんて」、「もっと続けたい」、「思い出たくさん」、
「自然の変化に印象ずけられた」、「戦争と飢餓のアフリカのイメージが
変わった」、「アフリカの人は前向きで人なつっこく、エネルギーに溢れて
いる」、「自然も動物も美しい」、「別れが辛い」、「3ヶ月、今思うと一瞬」、
「旅に出て行動せよ、旅もアフリカもお勧め」、「自然の変化が日替わり」
等の感想がでた。


Comments
アフリカ縦断の旅、すごい良かったです。途中からだったので、全部見ることが出来なくて、とても残念。。。
でもずっと行きたかったアフリカに行くことに決めました!
114日のツアーに参加したいのですが、どうやって行く事ができますか???
Posted by: 内山 恵美 | 2008.05.09 at 10:52 PM
ツアー会社は英国のOverland Clubという会社.カイロからケープタウンまでの次回出発日は来週5月17日です.詳細はリンク先をご覧下さい.
Posted by: Masa Furuichi | 2008.05.09 at 11:41 PM